PT2で録画したtsファイルをbatファイルで自動的にmp4とするアニメエンコについて、最も良いと思われる方法をいっぱい考えてみた
とりあえず、テレシネ・インタレ解除を高品質で、自動でやってくれるHandbrakeが最強。
HandbrakeCLIに次のコマンドを流すことで対応とした。
%1に入力ファイル名を、%2に出力ファイル名を。
- i %1 -t 1 -o %2 -f mp4 -4 --detelecine --decomb -w 1280 -l 720 -e x264 -q 21 -r 29.97 --pfr -a 1,1 -E faac,ffac3 -B 160,160 -6 dpl2,auto -R Auto,Auto -D 0,0 --gain=0,0 --audio-copy-mask none --audio-fallback ffac3 -x merange=32:deblock=-2,-2:b-adapt=2:rc-lookahead=50:ref=6:bframes=6:me=umh:analyse=all:trellis=2:no-fast-pskip=1:scenecut=70:b-pyramid=strict --verbose=1
まず、CRFのqualityは21で。20でも良いんだけど容量削減+地デジソースのもともとの汚さを考慮すると、21でも充分耐えられる範囲かと。
第一、20と21でファイルサイズに25%の差が出るのは大きい。
動画サイズは1280x720で固定とする。x1080にしてもいいんだろうけれど、地デジのソース自体がx720なので、劣化が無いと考えて1280x720で。
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- pfrでフレームレートを可変に、最大を29.97とする。こうすることでレートのダイエットができる。
アニメのOPだけ24FPSでCMは30FPS、本編が24FPSで予告が30FPSっていうのもよくあることだからこれで可変レート再生ができ、mp4のフレームがすべてプログレッシブになる。
- x以下は一番がんばりました。
Phenom II 1100TのPCなので、エンコに負荷を思いっきりかけても、だいたい16FPSくらいでエンコできる。
meはumhで使える中で最もよい方法に。
analyse=allでブロック解析をすべてに。
ref=6, bframe=6でなるだけ参照範囲を多く。
これらのオプションで5%ほどファイルサイズが縮みました。
エンコした結果は満足のいく内容になりました。再生にはBeer-Media-Serverを利用。
http://code.google.com/p/beer-media-server/
糞なWindowsMediaPlayer11のDLNAから離脱し、ライブラリの更新を行うことなくファイルをエクスプローラー感覚で見ることができる。
WMP11のライブラリはなぜか更新されなくなったりと使い勝手があまりにも悪い。Microsoftむかつく
視聴にはBraviaを使用。ちゃんと4倍速フィルタがオンになって、スクロール画面ではヌルヌルの高画質を見ることができる。
Braviaのモーション予測ルーチンは超優秀だね。
アニオタならテレビを買い換えるなら4倍速のBravia一択だと思います。
PT2を使っているなら、Bat処理にHandbrakeCLIのパスと上記のコマンドで、%1と%2を出力先に変えておけば完璧かと。
幸せエンコ生活が始まったので記念に書いておく。